はじめまして。
プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。
このページでは僕自身の経歴を紹介することで、「大人になってから英語を勉強した人でも外資企業に勤められる」ということをお伝えします。
ごく普通の日本人として育った僕ですが、現在は英語を使った顧客サービス対応、公用語が英語の会社で仕事をしています。
「現在英語を勉強している方」または「将来外資企業への就職や転職を考えている方」にとっての励みになれると思うので、ぜひご覧ください。
英語とは無縁だった人生
「どうやって英語を習得したのか」
「子どもの頃に海外に住んでいたのか」
英語を使って仕事をしていると、このような質問をよくされます。
実際に僕の働いている会社には、帰国子女やインターナショナルスクールに通っていた経験をもつ同僚もいます。
しかし、それはあくまでも少数派です!
ほとんどの人はみんな同じように英語を第二言語として習得し、努力をして仕事に活かせるまでのレベルになった人ばかりです。
僕自身も、英語の勉強が始まったのはごく一般的な日本人と同じ中学校に入ってから。
そして、インターナショナルスクールなど存在しない小さな田舎町で育ち、日本語のみを使う環境で大人になりました。
さらに言うと、将来特にやりたいこともなく、偏差値の低い大学をなんとか卒業した後は、しばらくフリーターをしていました。
そんな僕でも、今では毎日英語で顧客対応をする業務に携わり、会議や社内のコミュニケーションも英語で行えるようになりました。
次の章から順を追って、これまでの経緯をお話ししたいと思います。
日系ブラック企業を辞める
大学は経済学科に通っていましたが、恥ずかしい話、四年間かけて学んだはずの経済に関する知識はほとんど残っていません。
挙げ句の果てに、大学を卒業した後はろくに就職もせずフリーターをする始末。
その1年後、意を決してビジネス系の専門学校に入学し、接客マナーやパソコンのスキルなどを学びました。
語学にも特化した学校だったので英語のクラスもありましたが、残念ながら学校で習った英語が役に立つことはありませんでした。
専門卒業後、ようやく決まった就職先は、ケータイショップの販売員。
ところがそこはかなり黒い会社だったので、毎日朝早くから深夜までクタクタになるまで働き、休みの日は疲れすぎて何もできず、ただダラダラと過ごす日々が続きました。
「このままの生活でいいのかな」
「自分は一体何がしたいのだろう」
就職したにも関わらず、将来のことを考えると不安な気持ちが募るばかりでした。
そんな中唯一続けていたことが、スキマ時間を使った英語の勉強です。
といっても机に向かうのではなく、ゲームや動画といった自分の好きなコンテンツを使って、あくまでも趣味の延長という気持ちで取り組んでいました。
するとある日、ふとこんな考えが頭に浮かんだのです。
「仕事で英語が使えたら楽しいだろうな」
こんな些細な出来事をきっかけに、「将来仕事で英語を使う」という目標ができました。
その後、思い切って仕事を辞めてワーキングホリデービザを取得し、英語の修行をするためにカナダへ飛び立ちます。
体当たりの英語習得
28歳で初めての海外生活を始めた僕は、最初かなりワクワクしていました。
これまで自分なりに英語の勉強をしてきたし、海外に住めば自然と英語が身に付くと信じていたからです。
しかし、とんだ甘ちゃんでした。
いざ海外生活を始めてみると、スーパーの買い物でレジの人が何を言ってるのか聞き取れない、図書館の入り方が分からない、カフェでの注文が通らないなど、自分の不甲斐なさに気づく毎日でした。
「仕事を辞めてまでしてきたのに、このまま帰国したら終わりだ」
かつてないほどの焦りに襲われた僕は、ワーホリが終わるまでに何がなんでも自分の英語をレベルアップさせると決めました。
そして英語修行と題して、現地の日本食レストランでウェイターのバイトを始めました。
もちろん、接客は英語のみ。
文字通り体当たりで挑んだのですが、最初はお客さんの言っていることが理解できず、何度も聞き返す自分が情けなかったです。
「勉強してきたことが何の役にも立たない」
そう思うとかなり落ち込みました。
…が、しかし!
そんな状況でもあきらめずに体当たりを続けているうちに、少しずつお客さんとコミュニケーションがとれるようになってきたのです。
何度も失敗を繰り返すうちに、身体の機能が自ら成長してくれたような不思議な感覚でした。
お客さんとの会話ができるようになると、もっと上手くなりたいという気持ちが湧いてきて、勉強のモチベーションもさらに上がっていきました。
「Thank you for your service!」
ある日食事を終えたお客さんからはじめてこの言葉を言ってもらえた時は、ほんとに嬉しかったです。
帰国後に再びブラック
そして、無事一年間のワーホリ期間を終えて日本に帰国した後、29歳で上京しました。
海外生活の経験を活かして、民泊の運営代行をする会社に就職先が決まったからです。
「やっと夢が叶った」
念願の英語を使える仕事に就けたことと、これから新しいキャリアを築いていくことの期待に胸が躍りました。
ところが、いざ仕事をはじめると、以前感じたことのある「違和感」に気づいたのです。
始業時刻に業務を始めると…
「掃除と朝礼をするから明日から1時間早く出社して」
少し残業をして退勤すると…
「帰るの早いね」
…はい、やってきました、黒カルチャー。
さらに、月に2回土曜日にも出勤をするよう求められ、会社に行くのがツラくなっていきました。
こうして二度にわたって理不尽な会社に行き当たった僕は、そこでようやく気づいたのです。
「自分って日系に向いてないのかも」
無職からの外資企業へ転職
結局二度目のブラック企業は、たった3ヶ月で辞めてしまいました。
次の就職先も決めずに退職したので、新しいキャリアをスタートするどころか、まさかの無職になってしまいます。
けれどやっぱり英語を使える仕事がしたかったので職探しをしながら勉強を続け、同時になんとかして外資企業に就職できないか試行錯誤をしていました。
そんな時、外資系の求人が多く掲載されているLinkedInに登録をしたことで、転機が訪れます。
ほとんどの情報が英語で記載されているので最初は苦戦しましたが、それも勉強の一環だと思い、なんとなく自分の経歴と共通点のありそうな求人に応募していきました。
するとなんと、応募した企業のひとつから電話面接をしたいとのメールが届いたのです!
電話での面接(しかも英語で)なんてしたことがなかったので、面接中は全身から汗が吹き出してました。
ただもう、自分の持てる全てを出し尽くすしかない。
そう思って挑んだ結果、幸いにも最終面接まで進むことができ、そして、ついに念願だった外資に入社することができたのです。
まだまだ勉強中
外資に勤めるようになって「残業ゼロ」「有休消化100%」の生活に変わり、今までの自分では想像できなかったワークライフバランスの実現ができています。
そしてなによりも、どん底にいた自分が思い描いた「英語を使って仕事をする」という夢を叶えることができました。
しかし入社して5年が経った今でも学ぶことはまだまだたくさんあり、毎日奮闘中です。
そんな中、新しい知識やスキルを身につけることは僕にとって日々の生き甲斐にもなっています。
学習は真似と反復である。言葉を覚えたばかりの幼児は、同じ言葉を何度も繰り返して飽きることがない。言葉の響きを楽しんでいるのである。それこそ、人間が最初に体験する快楽であると言ってよい。
学問を愛する趣味:「快楽の哲学—より豊かに生きるために」
言語だけに限らず、学習を通して自分が成長していくのって楽しいですよね。
僕はゲームが好きなのでキャラクターのレベルアップやスキル習得は、それと似ているのかもしれません。
本ブログサイト「外資系攻略ブログ」はゲームを進めるような感覚で、楽しみながら進んでいくことをテーマにしています。
これまでの海外生活や外資企業での日々の業務を通して、学んだことや気づいたことがまだまだたくさんあるので、今後ブログ記事を通して少しずつ発信していけたらいいなと思います。
僕自身、一学習者として初心を忘れずに、ブログを読んでくれる方と一緒に頑張りたいです!
かなり長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
——2024.5.13